2026/5/24
Anthropic の Claude Mythos Preview や OpenAI の GPT-5.5 系のサイバーセキュリティ能力を測定する際に AISI で使用されている攻撃シミュレーション「The Last Ones」を自分なりに咀嚼してみた。
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TL;DR
- AISI の「The Last Ones」は、資格情報を持っていない攻撃マシンが複数の社内 NW を経由して最終的に機密データを窃取する攻撃シミュレーション。
- The Last Ones の環境はとても脆弱。また AI モデルの素の性能を測定するためのものなので、よくある EDR や SOC による検知や防御は未考慮。
- 事実として「The Last Ones を何回中何回完遂した!」が出るのはわかるが、読み手がきちんと前提を理解できるのかは微妙 だし、これだけが矢面になるのはなんとも。
- ただ神様のような俯瞰目線がない状態でゴールにたどり着ける 能力は素直にすごいし脅威。
- 基本対策を忠実に。個人的にはこの能力を CI/CD に組み込んでほしい し、EDR/SOC 検知下でバトルしてほしい(語彙力
サイバーセキュリティ能力が高い AI モデルの台頭
各国の動き
4 月に入ってから、Claude Mythos Preview や GPT-5.5 系モデルのサイバーセキュリティ能力に関する話題が増えた。
特に Claude Mythos Preview(以降、単に Mythos と呼称)については、Anthropic が Project Glasswing を通じて、防御目的で限定的に提供している。重要なソフトウェアやインフラを開発・保守する企業や団体を対象としており、一般向けに自由に使えるモデルではない。